紀伊國康廣 (白鞘)
001-048
刀 新刀 中上作 良業物
表 銘紀伊國康廣 元 幅33.5mm
裏 銘なし 元 重6.5mm
刃 長60.6cm 先 幅23.5mm
反 り1.4cm 先 重5.0mm
登 録大阪府教育委員会 昭和36年9月 目釘穴1個
江戸時代
金ハバキ
日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」鑑定書付

売却済
「富田五郎左衛門」、「紀州石堂」の祖と伝える「土佐将監為康」の次男として生まれる。遠祖は室町時代に近江石堂寺に移り住んだ備前一文字末裔の鍛冶と伝える。紀州で作刀後、大坂へ移り、大坂石堂の祖となる。本作紀州時代の若打ながら、古作一文字を思わせる匂い柔らかい丁字乱れ華やかで、既に高い技量が覗われる。 身幅広く、重ね豪快に厚く、反り程良く、姿力強い大脇指で、うぶ中心状態も良い。 地肌 板目、流れ柾交え、練れて、地沸つき、金味明るく冴えて精美。 刃紋 丁字乱れ、逆心を見せ、焼頭高く、匂い深く、足・葉・島刃盛んに入り、乱れ変化あり、刃味明るく柔らかい。 鋩子 直に掃けて、先小丸。




























   



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