金房政次 刀(白鞘)
001-077
表 銘南都住藤原朝臣金房兵衛尉政次 元 幅34.5mm
裏 銘天正九年十一月日 元 重8.5mm
刃 長82.8cm 先 幅23.0mm
反 り2.8cm 先 重5.5mm
登 録茨城県教育委員会 昭和41年6月 目釘穴2個
安土桃山時代
金二重ハバキ
日本美術刀剣保存協会「保存刀剣」鑑定書付

売却済
南都住金房兵衛尉政次は室町時代、奈良の刀工で奈良市子守町に屋敷があったと言い、現在でも奈良 本子守町に「金房辻」の旧名が地元の人に伝えられています。金房一派は手掻の末で切れ味の優れた武用刀を製作した一派です。南都(平城京)は宝蔵院流の本拠地で政次は十文字槍を多く作っており切れ味優れており古刀ながら業物とされています。古刀期末期の戦国時代から新刀期に亘って繁栄した一門です。 本作、身幅すこぶる広く、重ね厚く、腰反り深くつき、先延び、上手な樋があるもののずっしりと、大太刀を思わせる姿を見せる。 地肌 板目、地沸厚くつき、流れ心を交え、大模様に練れて詰み、地沸つき、金味粘りあり、やや黒味を見せて冴える。 刃紋 互の目丁子、沸深く、足良く入り、ほつれ・砂流し縞状にかかり、火炎のような働きを見せ、刃中沸深々と冴えて覇気あり。 鋩子 湾れ込み、掃けて、先尖り心に激しく乱れる。


































   



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